実はこのお店を知ったのは2014年10月に「ザ・ノンフィクション」で放送された
「浅草人情食堂の乱〜完結編〜」という番組。
細かいストーリーはリンク先を参照頂ければと思うが、経営方針を巡る親子の
対立が生々しく描かれ、TVで観ていた自分はハラハラドキドキした。
最終的に和解に至り番組は終了したが、このお店の存在がずっと頭の片隅に
あったので、今回浅草を訪れた際に是非訪問したいと思っていた。
お店は雷門から徒歩30秒。
13時半に訪れたのだが、タイミングが良かったようで並ばずに入れた。
改装したばかりの店内は思っていたより幅が狭く細長い。
3種類あるランチメニューの中からBランチ(1,200円)を注文。
料理を待っている間に店内の様子を伺うも、残念ながら店主は不在の模様。
10分程で料理が運ばれてきた。

メインの海鮮丼に白身魚フライと南蛮なめこ豆腐、味噌汁と漬物が付いている。
浅草観光地のど真ん中なのにこれを1,200円で提供しているのは凄いと思う。
海鮮丼の刺身はどれも新鮮だったし、白身魚フライは揚げ立てでサクサク。
南蛮なめこ豆腐は初めて食べたが、付け合せにピッタリ。
極めてオーソドックスなのに、どれも美味しいのは老舗の成せる技なのかな。

会計を済ませてお店を出ると、お店の前には3組程の行列が出来ていた。
観光地という立地に胡坐をかくことなく、これからも庶民的なお店として安くて
美味しい定食を提供し続けて欲しい。

この後歩いてかっぱ橋道具街へ。
とても充実した良い一日となった。